N·E·W·S 4部作の考察③~WORLDISTA編~
4部作考察の第三弾です。
「WORLDISTA」は4部作の3作目で、テーマは"想像することが道しるべ"。
この世界はバーチャルリアリティーの世界で、聴覚経由で耳から脳へとシンクロし、また"アイギア"というゴーグルをつけることによって、完全にこの世界に入ることができるそう。
簡単に言えば、アルバムを聴くだけでこの世界に入れちゃうんですね。
そして、この世界で大切なのが「想像力」です。
想像力が足りないと、意味不明なことが起きたり、危険だったりする、とブックレットにかかれていました。
それでは、このWORLDISTAは何を意味しているのか。
私は「NEWSの熱量、覚悟」を意味していると思いました。
初めてアルバムを手にした時の個人的感想なんですが、「なんだか攻めてるな」と思いました。
4人の視線を見て、「ようこそ」という感じではなく、「来たな」と言われている気がしたのです。
曲も攻めてる系が多いなと思いました。
WORLDISTAは"バワリー(熱量)"を、ポイント(仮想通貨)として貯めるゲームでもあるので、そう感じたのかもしれませんが。
戦い、勝負を感じさせる曲が多い印象です。
恋愛も言えば駆け引きという勝負ですからね。
WORLDISTAって色々なことができる世界なはずなのに、のほほんと旅する、とかノスタルジックにひたる、みたいな曲がほぼありません(Strawberryくらい)。
まるで現状維持を嫌うかのように、先へ先へ進む曲が多いと思いました。
だから、この世界はNEWSの熱量や覚悟がもろに現れた世界なのではないかと思ったのです。
また、WORLDISTAでは、「チャンカパーナ」と「20120718」がキーワードとなっている気がします。
"20120718"は作中では獲得バワリーですが、クイズコーナーで言われていたように、「チャンカパーナ」の発売日でもあります。
なぜ、そんなにも「チャンカパーナ」がフューチャーされているのでしょうか。
ファンであれば言わずもがなでしょうが、「チャンカパーナ」はNEWSが4人体制になって、再始動して初めての曲です。
再始動には様々な葛藤があったと思われます。
とても一言では表せません。
かなりのエネルギーを消費したでしょうし、覚悟もいることだったと思われます。
NEWSにとってこの「チャンカパーナ」という曲は"熱量"や"覚悟"の象徴なのではないでしょうか。
ファンはもちろんのこと、NEWSもこの日を大切にしているのでしょう。
よってWORLDISTAの中心にあるような、
この世界を司るような、そんな存在としてフューチャーされているのではないか、と思いました。
このアルバムが発売された年は、NEWS15周年の年だったので、
まだまだ先へ進める、もっと成長できる(それには応援してくれるファンの力も必要)というテーマが、全体を通してあったのかなと思います。
WORLDISTA編はなかなか長くなってしまいました。
次はWORLDISTAにも登場していた、ミスターインポッシブルについて考察したいと思います。